- マッチング調整不要
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コイルやボルトが変わっても、加熱ボリュームを調整するだけで簡単に作業ができます。
- ワークコイルの交換が簡単
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蝶ねじを緩めチューブを抜き差しするだけの簡単交換。工具は不要で異物混入の心配がありません。
- 冷却水温上昇の心配いらず
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インバータチラー式冷却水循環装置採用で、水温が常に設定温度で保たれます。※設定パネルはイメージです。
設定不要のオートマチック 高周波ボルトヒーター
コイルやボルトが変わっても、加熱ボリュームを調整するだけで簡単に作業ができます。
蝶ねじを緩めチューブを抜き差しするだけの簡単交換。工具は不要で異物混入の心配がありません。
インバータチラー式冷却水循環装置採用で、水温が常に設定温度で保たれます。※設定パネルはイメージです。
トルクシステムの高周波ボルトヒーターは水冷式ワークコイルを熱電対ヒーター用孔・計測用孔に挿入して使用します。 交流電流によってワークコイルから発生する交番磁束がボルト内部へ貫通することで非常に密度の高い渦電流を誘導し、 そのジュール熱でボルトを加熱します。ボルト中心穴から外側へ熱伝導を起こし、ボルトを熱膨張させてナットを回します。 従来の電熱式ボルトヒーターとは異なり必要な部分だけを適切なパワーで加熱するため、無駄な温度上昇を抑えボルト自体の材質に影響を及ぼしません。
電熱式のボルトヒーターは長時間加熱するのでボルトと一緒にケーシングなどの本体も一緒に膨張してしまい、ハンマーを併用しないとナットを緩めることができません。ボルトだけを急速に加熱する高周波ボルトヒーターの導入でハンマー作業から解放され、作業工程が大幅に短縮できます。また火傷の危険などを軽減できるので作業環境は大きく変わり作業員からも大好評です。
動力源 | 3相 200 〜 240V ± 5% | 入力 | 25.0kVA |
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出力 | 20.0kW | 発振方式 | 他励 |
発振周波数 | 30 〜 60kHz | 負荷・結合方式 | 誘導結合 |
冷却 |
冷却(専用冷却装置) 循環推量:8.5ℓ/min以上 水温:夏季33℃以下/冬季5℃以上 循環水圧:0.45〜0.5MPa 循環水:純水を使用(標準) |
ケーブル長 |
高周波出力ケーブル長:10〜15m 電源ケーブル長:20m 冷却装置制御ケーブル長:5m 手元操作ボックスケーブル長:10m |
保護装置 |
過電流保護 半導体ヒートシンク温度上昇検出 フロースイッチ |
スイッチ素子 | 半導体 |
出力制御方式 | サイリスタ使用による定電流制御 | ||
重量 | 130kg |
ガスや電気での加熱と違い高温箇所が分かりづらく、また設定もイメージが付きにくいため、まだまだ馴染みの浅い高周波ボルトヒーター。そこで高周波ボルトヒーターの設定・操作を代行し、適切な締付を監修するSVサービスも行っています。